今回の日吉まちログインタビューは、日吉駅から徒歩1分。2021年に25年目を迎えた地域密着型カルチャースクール「カルチャー日吉」に注目。0歳児から90歳代まで世代問わず幅広い層が通われるカルチャー日吉について、代表取締役の高松汀子さんにお話を聞きました。
皆が幸せだと自分も幸せになれる
1996年に開校して以来、英語、絵画、書道、手芸、ピアノ、フラワー、体操、ダンスなど200以上の講座を開講しているカルチャー日吉。学校帰りの子どもたちはもちろん、仕事帰りのサラリーマンや子育てママ、シニア層など多くの方が通われていますが、その背景にはスタッフをはじめ、先生も生徒もみんなが幸せになってほしいという高松さんの想いがありました。
「自分が幸せになるためには、スタッフや生徒の皆さん“みんな”が幸せでなければという想いを持って25年。幸せで居心地の良い場所でありたいから、温かい雰囲気を大切にしています。2021年現在、850名ほどの生徒が登録されていますが、私もスタッフも普段から生徒と接しているから自然に名前も覚えます。私は今年76歳を迎えますが、皆さまからエネルギーをもらっていますね(笑)」
ルールは決めるけど柔軟に対応する姿勢から、過去にトラブルが起きたことは一度もなし。ちょっと教室を覗くと、先生と生徒が笑顔で会話するアットホームな雰囲気が印象的でした。
言葉は道具。道具は使って覚えるもの
カルチャー日吉の特徴は、正しい答えを暗記して覚える学びではなく「使って覚える」という教育の価値観。そして1人でも生徒がいればクラスが開講されるし、通われる方の生活環境に合わせたクラスを次々に作ってしまうという自由度の高い対応です。
「言葉は道具です。私たちが受けた教育は暗記するものが主でしたが、使って覚えていくのがカルチャー日吉の考え。また、生徒1人でもやりますよというスタンスの先生が多いので、参加する人数関係なく1人でも生徒がいれば開催されます。96歳で囲碁を楽しまれる方、20年近く通われている方などいらっしゃいますし、子育て中のママが赤ちゃんと一緒に通えるママのためのクラスも人気です。生徒さんの気持ちに立って考えていると、こんなクラスがあったらいいねと自然にアイデアが出ますから(笑)」