今回の日吉まちログに登場するのは、神奈川県初のプロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」。
10周年という節目を迎えた2020-21シーズンの活動やチームが主催するバスケットボールアカデミーについて、横浜ビー・コルセアーズ企画運営部MD室長・佐藤克明さんにお話を聞きました。
横浜ビー・コルセアーズって?
2020-21のレギュラーシーズンで、シーズン過去最多となる勝利数19勝でシーズンを終えた横浜ビー・コルセアーズ(愛称はビーコル!)。知っている方も知らない方も、一体どんなチームなのか、チームや選手たちをよく知る佐藤さんに聞いてみることに。
「ちょうど10年前、クラブチームからスタートした横浜ビー・コルセアーズの名は、一般公募から選ばれたもの。コルセアーズは海賊を意味する言葉ですが、海賊を取り締まる人たちが、いつしか自分たちも海賊になってしまったというフランスの古い話からもインスパイアされています。エネルギッシュにどんどん成長していこうという選手がとても多いチームですね。今シーズン引退したB.LEAGUE B1,B2最年長現役選手・竹田謙が在籍するなど、若手が多い中でレジェンドがチームを引っ張っているのも、今シーズンのビーコルの特徴です。」
チームエンブレムは、市花であるバラをつけた海賊の青年船長。横浜市都筑区にある横浜国際プールをホームゲームに展開する迫力満点のバスケは、一度見たらまた味わいたくなるワクワク感がありますと佐藤さん。プロのバスケ試合を一度見てみたい!と思われた方は、ぜひ横浜国際プールでビーコルの試合を見てくださいね。
忘れられない10周年記念
コロナ禍で迎えた横浜ビー・コルセアーズの記念すべき10周年。こんな時だからこそ選手、スタッフ、そしてブースター(ファン)にとっても忘れられない記念年となったのも事実です。実際に、どんな雰囲気だったのでしょうか。
「10周年という大きな節目でしたので、もっと記念イベントをやりたかったという思いは、チーム全体で感じています。とはいえ、同じ神奈川県で川崎市をホームタウンとする川崎ブレイブサンダースさんと神奈川ダービーと呼ばれる試合で記念試合が開催できたのは嬉しかったですね。海賊の黒をイメージした10周年記念の黒ユニフォームも選手が着用して試合に出ました。選手たちもファンに思いを届けるにはプレーで見せるしかない。だからチームとして試合に勝利することが、ファンへの恩返しになるんだと感じながら試合に臨みました。」
サイン会や交流会など選手と触れ合う機会を大切にしていたチームにとって、コロナは予想外の出来事。横浜市民に「近い」存在であることを常に目指しているからこそ、チームにとって忘れられない10周年となったのではないでしょうか。