今回の日吉まちログインタビューは、1975年(昭和50年)に創業以来「遊膳たつ吉」「そば処たつ吉」「中国名菜 龍華」の3店舗を切り盛りされている、たつ吉グループ代表取締役であり女将の島名貴子さんと専務取締役兼統括マネージャーの島名正人さん。今と昔で変わったこと、変わらないこと、その想いを語っていただきました。
日吉と縁の深い「たつ吉」の名
歴史の裏にはストーリーがある。女将さんの祖父・河合龍三氏の「龍」と日吉の「吉」を合わせ「たつ吉」と名付けたのがたつ吉グループの始まりでした。日吉駅前にある現在の中華料理専門店・龍華の場所で「たつ吉」の歴史が動き出したのです。昔の頃を思い出しながら、まずはその名の由来について教えていただくことに。
「実は創業当時、『たつよし』が本当の名前でした。お店に来られるお客様が『たつきち』と呼ぶようになり、縁起がいいし『たつきち』でいいかと開業から1年もしないで名前が変わったんです。」
今日では和食・そば処・中華の3店舗を営業されているたつ吉グループですが、たつよしの名で最初は串に刺した鶏肉を自分で焼くセルフ焼き鳥屋さんだった…お店の歴史を辿ると、たくさんの思い出が蘇ります。
「母の代から通われているお客さまも多いので『娘さんですか?』と聞かれることも多く、何代にもわたって通われている方や、母にお世話になった方が長く通われています。そうしたお客様が足を運んでくださると、本当に長く続いているんだなと実感しますよね。」
昔からの常連さんに支えられていることに感謝していますと笑顔で語ってくれた女将さんと統括マネージャー。お酒が得意ではない先代だったそうですが、お客様が教えてくれる、そんな時代だったそうです。
がんばろう!と思える2つの想い