
駅から歩いてすぐ、音楽が聞こえてくる。その奥にはキラキラのゲートと謎のランウェイ。好きな格好をした人たちが、音楽に乗ってゆっくり歩いている。壁には、撮ったばかりのチェキ写真が一枚ずつ増えていく——。
5月24日、むさしフェスにあわせて武蔵浦和の公開通路で開催した遊びのひろば。曇り空の下、「ここでは、恥ずかしくていい」を合言葉に、地域の方が思い思いの表現を楽しめる場をつくりました。
日時2026年5月24日(日)10:00〜14:00場所武蔵浦和駅すぐ・公開通路(L字エリア)併催むさしフェス/うらわパン博(隣接エリアで同時開催)
準備の様子
遊びのひろばは、マチノバの利用者さんたちが構想から運営まで主導したイベント。設営・DJ/MC・小道具・フォト・声かけの持ち場を分担し、約3週間かけて準備しました。
役割を決めるところから
まずは役割決めから。中心となるコアチーム(DJ/MC・設営リーダー・フォトリーダー)と、当日1つの持ち場を担うメンバーに分かれました。
設営チーム
ランウェイの床ライン、風船とすずらんテープでのゾーン区切り、人工芝の配置などをチーム内MTGで検討。非日常感を出しつつ盛りすぎない、という考え方も話し合いから生まれました。
DJ/MCチーム
音楽と進行で当日の空気をつくる要のポジション。タオル回し・ウェーブ・コールアンドレスポンスという新しい参加の仕掛けも、担当メンバーが自ら発案しました。
小道具・衣装BOXチーム
知人にも声をかけて古着や小物を集め、手ぶらでも参加できる衣装BOXを準備。ランウェイでの声かけの流れもチーム内で詰めていきました。
フォトチーム
チェキとフィルムの手配、キャプションカードの用意、撮影後の同意の取り方まで、担当メンバーで話し合って当日の動きを固めました。
当日の様子
🚶 ランウェイゾーン
公開通路に20mのランウェイを設置。人工芝と赤いカーペットを敷き、風船とすずらんテープでゾーンを区切りました。
音楽に合わせて身体を揺らしながら歩く方や、戸惑いながらも歩き出すと笑顔になる方も。家族・子ども連れでの参加が多く、モデル級のポーズを決める女の子の姿も見られました。
🎵 DJ/MC音楽ゾーン
DJ/MCの進行で、タオル回し・ウェーブ・コールアンドレスポンスなど、盆踊りに代わる新しい盛り上げ方に挑戦しました。
かける音楽で足を止める層が変わる様子も。DJ・MCの声かけひとつで、通りがかった人の表情がふっと笑顔になる場面も多くありました。
📷 チェキ壁ゾーン
L字コーナーにフォトスポットを用意し、チェキで写ってくれたのは合計90組。多くの方が写真をその場で気に入り持ち帰ったため、壁として育っていく、という当初のイメージとは少し違う結果に。それでもスタッフの見本ウォールが雰囲気を伝えました。
親子で楽しそうに写真を撮る姿が印象的でした。キャプション欄でお絵描きを楽しむ子どもたちの姿も。用途を説明すると、その場で撮りに行く方もいて、運営メンバーにもうれしい瞬間になりました。
スタッフ振り返り
準備から当日運営まで関わってくれたスタッフには、終了後に振り返りアンケートを実施しました。
来場者の反応
- 参加してくれた方は、皆さん楽しそうな印象でした
- お子さん連れはキャプション欄でのお絵描きも楽しんでいました。用途を説明すると、撮りたいと言ってもらえて嬉しかったです
- 小道具選びに戸惑っていた方も、シャッターを押す瞬間は笑顔だったという声も
改善点・次回に向けて
- 動線の交差で素通りする来場者も。一緒に盛り上げる専門スタッフがもっといてもよかったかも
- チェキが詰まり待たせる場面も。トラブル対応マニュアルがあると安心
- 写真を飾るスペースをもっと賑やかにできると、さらに盛り上がりそう
- 芝生スペースを広げると、座りやすく休みやすくなりそう
その他の声
- 頑張りすぎず、来場者と交流しながら楽しめました。誘っていただきありがとうございました
- 多様な世代が混じり合うと、学びが多々得られてうれしいです
- 対面MTGに参加できていなくても、ボランティアスタッフと一緒に準備・運営できたのが面白く、心地よい雰囲気でした
おわりに
遊びのひろばは、利用者さんたちが構想から運営まで自らの手で作り上げた、一度限りの挑戦でした。次回の予定はまだありませんが、利用者さんが主体となってアイデアを形にし、関わる人同士が面白がり合い、参加者もハッピーになれるイベントは、これからも見ていきたい景色です。
関わってくださった利用者さん、足を運んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。